「1日2Lの水を飲みましょう!」
そんな言葉を耳にしたことはありませんか?
でも、本当に誰でも2Lが正解なのでしょうか。
分子栄養学では、水分の必要量は体格や活動量によって異なると考えます。
目安は体重(kg)×30〜40mL。
例えば体重60kgなら、1日に必要な総水分量は約1.8〜2.4Lです。
ただし、この数字は飲み水だけではありません。
ご飯や野菜、果物、味噌汁、スープ、お茶など、食事に含まれる水分も含めた「1日に必要な総水分量」です。
そのため、普段の食事から約700〜1,000mLほどの水分を摂れている方なら、飲み水としては1〜1.5L程度が目安になることもあります。
もちろん、汗をたくさんかく日や運動量が多い日は、その分を追加で補うことが大切です。
では、なぜ水がそんなに重要なのでしょうか。
人の身体の約60%は水でできています。
血液、筋肉、脳、細胞…。
そのほとんどに水が存在しています。
分子栄養学では、水は単なる「喉の渇きを潤すもの」ではなく、細胞が正常に働くために欠かせない存在と考えます。
まず、水には栄養を運ぶ役割があります。
糖質、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルは、血液に乗って全身の細胞へ届けられます。
血液の大部分は水分です。
水が不足すると、せっかく摂った栄養も細胞まで届きにくくなってしまいます。
さらに、水は老廃物を排出する働きも担っています。
細胞が働けば、不要な老廃物が生まれます。
それらは尿や汗、便などを通して体の外へ排出されますが、そのためにも十分な水分が必要です。
また、私たちは食べた栄養をミトコンドリアでATPというエネルギーに変えています。
このエネルギーを作るさまざまな化学反応にも、水は欠かせません。
つまり、水不足では「疲れやすい」「だるい」と感じる原因の一つになることもあります。
整体院でも、水分不足が疑われる方を多く見かけます。
「足がつる」「筋肉が張りやすい」「頭が重い」「便秘気味」などは、水分不足やミネラル不足が関係している場合もあります。
私は立ち仕事の方には、まず基本の食事を整えることをおすすめしています。
魚や海藻、大豆製品、ナッツなどからマグネシウムを摂ることが理想ですが、毎日十分な量を続けるのは意外と難しいものです。
そのため私は、食事を基本にしたうえで、補助としてにがりを活用することがあります。
私自身は、2Lの飲み水に約20滴のにがりを入れ、1日を通して少しずつ飲んでいます。
ただし、にがりは製品によってマグネシウム濃度が異なり、人によってはお腹がゆるくなることもあります。最初は少量から始め、自分に合う量を見つけることが大切です。
大切なのは、「水をたくさん飲めば健康になる」ということではありません。
必要な量の水を飲み、必要な栄養を細胞まで届けること。
これが、分子栄養学で考える健康づくりの第一歩です。
K.G.Laboでは、身体の歪みを整えるだけでなく、栄養や生活習慣まで含めて、一人ひとりが元気に動ける身体づくりをサポートしています。

